村上春樹の新作

 村上春樹の新作「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」であるが、高校時代の親友とも呼べる5人の仲良しの時代から大学2年にぱったりというか、ばっさり切られてしまう。私も非常に辛い思いを感じた。何か理由の分からない不自然な別れから16年経つまでもさぞきつかっただろう。
 あまり書くと、読んでいない人には申し訳ない。だからとびとびで言えば、シロがつくるに犯されて、実際妊娠するというのがおかしい。そして村上春樹はそれを解明はしない。シロとの性夢は見るのだが、現実には何もしていないのだ。この謎を解いてほしいが、IQ84での小説を書いた女性とのセックスみたいに別の世界で起こったことみたいな解釈か、または読者に委ねることで終わるのだろうか。
 シロが殺されるが、その謎は続編で書くわけにはいかないのか?さらに最後の第19章は、独白で終わっているが、沙羅に会うことはもうないのか?一緒に居た男性の謎も謎のままだった。結局、つくるはふられるのか?
 いろんな謎を残したままで終わる。これは映画化は難しいだろう。すべてが読者に投げ出されたままで終わっているからだ。沙羅に会う前日の独白のままで終わる。ぜひ続きを見たいものだ。続編はないのか?



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豪球

豪球

 球がうなる。ごーんと鳴ってミットへ吸い込まれた。そのまま後ろに吹き飛ばされそうになった。
 すごい。すごいっすよ。先輩。まだまだ行けますよ。高校時代の後輩の相川が喜んで叫んだ。
 吉田真介は高校時代、無名高のエースだった。彼は未だに消え去らぬ夢を追っていた。猛練習の結果、彼の肩はがたがたになっていた。
公立の星と呼ばれたこともあった。
2年生の春、球速は150kmを超えた。決勝まで全完封で勝ちあがった。もちろんチームにとっては、初めての快挙であった。決勝は甲子園の常連、LP学園であった。LP学園のエースは中学時代から頭角を現して、全国大会で優勝したピッチャーであった。
試合は9回まで両校0点で進んだ。9回裏、吉田はサヨナラ暴投を投げて、負けた。その後、LP学園は近畿大会を制し、春の選抜高校野球で優勝した。
それから彼は肩を酷使して、練習した。

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ビジョン

ビジョン

 彼は夢を自由に観る能力を得た。どういった夢かと言えば、人は笑うかもしれないが、競馬の勝ち馬を観ることができた。
 彼は相当に競馬が好きであった。なぜなら馬を予想するだけで、予想が当たれば、お金が手に入るからである。ひどく単純であった。パチンコのように時間をかける必要もなく、また一瞬でお金は数倍から数百倍になった。すごくスリリングなゲームであった。しかしそれがゲームであるためには、実際に当てなければならなかった。彼は何度も負けた。そして、夢で観れるようになった時には、これで一生自由だと思った。自由に生きていけると。彼はなぜ夢で観れるようになったのか、それは肝心なことであった。しかし彼はその大事なことは決して語ろうとはしなかった。夢や夢の成り立ちを語れば、もう決してそんな夢を観ることはできなくなるだろう、彼はそう語った。
 それで、その夢で観た内容も言ったらいけないのか、と聞いたが、その通りだと告げた。つまり予想を他人に伝えると、夢を観ることはできなくなるようだ。考えてみると、多くの人が知るようになると、確かにオッズ(賭け率)自体が下がってしまうのである。また、他人の運命も変えてしまうことになるだろう。
 彼は最初のうちは、100万馬券に1万円賭けたこともあった。しかしそのうち、そんなやり方はやめた。目立ち過ぎるのである。馬券は普通、1枚100円単位である。1万円ということは、100枚買うことになる。100万馬券を100枚も買った男が居ることが分かると、充分に週刊誌ネタになるのである。以前、5回連続で単勝に賭けたと推定される男のことが記事になったことがあった。それは5回連続1位を当てたわけであり、全額を投入しているところから考えても、相当に強力な情報があったのかもしれない。情報って何だろう。談合とか八百長について考えたことがあった。しかし私は多分、彼のような能力者がやったことではないかと思うのである。
 ともかく彼はそれ以来、馬連や枠連を中心に買い、たまに3連単を遊ぶで買った。夢で観ることはできるが、前日のうちにレースを絞って、1レースだけ観ることにしていた。そうでないと、こんがらがってしまうのである。どのレースなのか分からなくなり、精度も落ちてしまう。それで1レース決めてから眠っていた。
 とにかくレースの結果が分かっていれば、1点に全額を投入できるので、転がしで買うこともできる。ただ目立たないために枠連や単勝を主に買う。賭け金は大体10万円にしていた。数千円台のレースで数千万円になった。1日それほど勝てば、毎日遊んで暮らせた。最初のうちはこんなに稼いでいいだろうか、と怯えたりしたが、次第に慣れてしまった。マインドが安定したとも言えるだろう。日々の暮らしで、習慣になっているお金の額が決まれば、人は次第にその生活に慣れてくるようである。

伊坂幸太郎の「ゴールデンスランバー」

 伊坂幸太郎の「ゴールデンスランバー」、山本周五郎賞と本屋大賞を取り、映画化もされたのを最近知った。まだ3分の1しか読んでいないが、結構面白い。回想シーンが多い。映画でもそうなのか、小説を読んだ後で観てみたい。
 映画では堺雅人と竹内結子が出演しているところがいい。竹内結子は「白い影」で中居正広と切ないういういしい役を演じた。あのドラマは、マーラーの交響曲第5番嬰ハ短調の第4楽章(アダージェット)をはじめ、使われた音楽が秀逸である。NN病と言われた現象は、音楽の素晴らしさから来ていると思われる。蛇足だが、竹内は「ランチの女王」が最高に良い時期であった。光っていた。妻夫木聡、山下智久、堤真一、江口洋介の豪華な4兄弟に好かれると言ういい役であった。他に伊東美咲も出ている。
 ゴールデンスランバーに戻そう。これは、巨大な陰謀に追い詰められて犯人に仕立て上げられた男の物語であり、回想シーンを駆使して、学生時代、フリーター時代、そして首相暗殺時などのシーンを細切れに散りばめて、軽快なリズム感で次第に伊坂ワールドへ引き込まれていくという設定である。
 とにかく、文庫版で857円(税別)で買えるので、読むのには絶好の本である。
 この主人公の立場に立ったら、国家権力は恐ろしいなあという実感を感じる。今の日本はそういう国ではないと信じたいが、かつては濡れ衣を着せられた人が多く出た時代もあったはずである。
 舞台が仙台一色というのもなかなかである。彼は東北大学を出ているので、設定は仙台にしているらしい。東京が設定の小説が多い中で、これはなかなかに良い設定であると思う。
 たとえば福岡を舞台にした小説ばかり書く人が出てきてもいいと思うのであるが。

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村上春樹の「ねむり」

 村上春樹の「ねむり」を読んだ。短編だったが、一定の緊張感が全編に漂っていた。1989年に「TVピープル」という本に所収されていたらしいが、全編改定したので、全く初めての小説のように思えた。しかもドイツの版で使われたカット・メンシックという女性イラストレーターの絵が使われていた。その改訂版が昨年の11月30日に出版された。
 中味はスティーブン・キングの小説に似た異様な雰囲気があった。「眠れなくなって17日目になる。」で始まるので、すぐに引き込まれてしまう。「1Q84」の後にしては、あまり話題にならなかった。しかし彼によると、「ノルウェイの森」、「ダンス・ダンス・ダンス」という二つの長編が成功した後で、小説を書きたいという気持ちになれずにいた頃に書いた貴重な書であるという。
 確かにぐいぐい引き込んでくる力はさすがであった。覚醒がずっと続くと、その夜の時間を人間はずっと無駄にしているのではないかと思えてくる。主人公は女性なのだが、トルストイの「アンナ・カレーニナ」を3回も読んで、昼は
1時間プールで泳ぎ、誰とも話す気持ちになれずに、日々を送る。そして不穏な結末で終わる。これは少し短編にしては長めであるが、本屋で立ち読みできなくはない。1,800円ですから、立ち読みがいいかもしれません。
 図書館ではまだ置いていないかもしれません。最初に21年前にイタリアで奥さんと住んでいる頃書いたらしいのですが、「ニューヨーカー」誌に翻訳掲載され、評判も悪くなかったそうです。
 覚醒と眠りについては、もう少し考えてみてもいいのでは、と思わされました。死というものと対峙している意味で、いつでも問題になることだと思いました。

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